発売された時から気になっていたマンガ「セブンティウイザン」。
直訳というか何というか「70歳の初産」。
読んで字の如く、70歳で初めて出産する話。
新潮社から発売されている"タイム涼介"さんのマンガで現在2巻まで発売されています。(H29.9)
「70歳で妊娠」なんてインパクト大すぎて読んでみたいと思うでしょ。
内容に少し触れつつ、正直な感想を書いていきたいと思います。
定年退職後に妊娠発覚
主人公は江月朝一(えづきあさいち)65歳と、その妻・夕子(ゆうこ)70歳。
子供はいない夫婦2人の生活。
人生つまらなかったな〜っと思いながら65歳で定年退職したまさにその日、妻から驚くべき告白が!!
頭の中パニックになるのも仕方がないですよね。
パニックったあまり失礼極まりないこの質問。
それにたいして
だわなって(笑
パニック止まらず子供のエコー写真見て、
癌(笑
シリアスなのかと思いきや笑える場面がいっぱい!
高齢者以外は「普通」
読みすすめていくと、70歳の高齢出産ということを忘れて普通に子供を授かった夫婦って感じに見えてくるんです。
出産、育児を通して一緒に成長していく夫婦なので、高齢出産ということは一旦置いておいて、こんな夫婦いいなぁっていうのが素直な感想です。
でもこれはフィクションだから言えると思いませんか?
70歳で子供を産むことは、ほぼないとして、もし周りで起こったらどうしますか?
いやいやちょっと待ってよ!
へたしたら10代で介護とかになっちゃうかもしれないやん。
10代で両親がいなくなるかもしれないし、その後どうするの?
しかも(このマンガのように)両親に頼れる親戚とか全くいなかったらそれこそ悲惨!
産みたいって気持ちだけで子供の将来のことは考えないの?
とか現実を考えると色々思うことがでてきます。
70歳の妊婦の夕子さん、そういうのも全部ひっくるめて子供が生まれてくる前に将来に向けてビデオを撮ります。
一部だけ。
も〜う、何が正しいかわからないけど、とりあえずティッシュ!!
産まれてからも「普通」
最初に言ったように子育ても年齢関係なくどの夫婦もやっているようなミルクを作ったり、オムツを替えたり、予防接種を受けに行ったりなど普通のことばかり。
まぁ、高齢者ということで、やっぱり…
生存確認大切。
そうそう、自然な流れで脈をとる技術も大切。
脈が怒られたら次は息ってどこまでもかわいい(笑
涙あり笑いありで素敵な作品です。
実際にこんなことが起こったら賛否両論ありそうな感じはしますよね。
色々バックグラウンド的なことを考えてしまったり、こういうのがダメな人は本当にダメだと思います...。
意見が真っ二つに分かれそうなマンガです。
現実はもっと好奇な目で見る人や変なウワサ話をする人などでてくると思いますが、いい意味でこのマンガには”悪”の要素がありません。
現実とファンタジー要素を足して割る2した感じ。
だからこそとっても心が温まる作品です。
徐々に高齢という壁にもぶち当たり始め、これから先が気になります。
最後に正直な感想を言いますと、自分が70歳で妊娠したらやっぱり産まないかなぁ。
または自分の母親が産むって言ったら、本気で反対するかも…その前に妊娠でひっくり返るけど、とか現実で考えると結構真剣に悩みます。
でもこの歳まで夫婦の営みがあるのは素晴らしいと思いますよ。ほんまに。笑
↑こういうのがダメな人が多分このマンガ受けつけないって人かな...。