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Web広告における課金型の違い!CPC課金とCPM課金、eCPMって何?

広告をサイトに配置するようになると、嫌でも目につく「CPC」「CPM」「eCPM」たち。
スルーできなくなってきます。

Web広告における広告費の指標になる言葉なのでしっかり理解しておきたいところです。

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インプレッションとは

先におさえておきたい用語は「インプレッション」です。

インプレッションとは広告が表示された回数を意味します。
表示回数・imp・imps なんていう言葉で表現されることもあります。

※Google AdSenseは「表示回数」となっています。

たまにページビュー(PV)と勘違いされることもありますが、インプレッションとPVはまた違います。
PVとはサイトの訪問者がページを閲覧した回数。

Google Analyticsはユーザー数まで掲載してくれてますが、実際に10PVだけ表示されていたら、10人の人が1ページずつ閲覧したのかもしれないし、1人の人が10ページ見たのかもしれないので、閲覧者数(ユーザー数)まではわかりません。

例えば、1ページに3つ広告を載せていたら、1人の人がサイトのあるページに訪れて直帰した場合、広告が3回表示されます。
この時、PV数は1、インプレッション数は3になります。

では、本題に入ります。

CPMとCPC

Web広告はたくさんありますが、その中でも比較対象になりやすいのが

・広告が表示されると報酬が発生する「インプレッション課金型広告(CPM広告)」
・クリックされると報酬が発生する「クリック課金型広告(CPC広告)」

この2つのタイプです。
冒頭でも述べたように、インプレッションとは「広告が表示された回数」なので、インプレッション課金型は「広告の表示回数に対して料金が発生する」という意味になります。

クリック型は読んで字の如くって感じですね。笑

ではこの2つのタイプをより詳しく見ていきましょう。

インプレッション課金型

インプレッション課金は「CPM」とも呼ばれます。
「Cost Per Mille(コスト・パー・ミル)」の略で、Milleは「1000」を意味します。

CPMとは「広告表示1,000回あたりに発生する広告費(収益額)」です。
残念ながら1回ごとにお金が発生するという甘い世界ではないのですね〜…

例えば、「CPM=50円」というのは「広告が1000回表示されたら50円の広告費が発生する」という意味です。
2000回表示されたら100円ですね。
ということは、CPMから私たちが受け取れる収益額の計算式は

広告費=CPM × 広告の表示回数 ÷ 1000

ということになります。

クリック課金型

クリック課金型は「CPC」とも呼ばれます。
「Cost Per Click(コスト・パー・クリック)」の略で、「クリックごとに発生するコスト」です。

これは単純に
広告費=CPC × 広告がクリックされた回数

例えばCPCが20円だったら、誰かが5回広告をポチッとなっとクリックしたら20円 × 5回=100円発生します。

2つの違いは分かっていただけたでしょうか?

では次に進みましょう。

eCPMとは?

結論から言うと「2つの違いなんてどうでもいいから、2つを比較できないわけ?」ってプンスカ怒る人続出しますよね。
そこででてきたのが「eCPM」。

広告の種類によらず、広告の表示に対して発生した費用がわかるようにしよう!ということです。

eCPMは「ある広告が事実上1000回表示されたら発生する広告費の予想収益額」です。

eCPMとは「effective Cost Per Mille」の省略で、「事実上のCPM」とも言われています。

”予想”というのはサイトには1つの広告だけではなく、さらにその都度広告が入れ替わります。
広告を出している大元の広告主によって広告宣伝費用も異なれば、配信方法などもさまざまなので絶対にこの値段とは言えないからです。
なので大体これくらいだろうという目安ですね。

eCPMの計算式は

eCPM=広告費 ÷ 広告が表示された回数(インプレッション数) × 1000

ということで本当にほぼCPMです。

例えば、現在広告費が50円で表示回数100回のとき。
eCPMは50 ÷ 100 × 1000で「500」となります。

ということは「これは広告が1000回表示されたら500円くらいになるのね〜」って大体の予想がわかります。

このようにeCPMは、インプレッション(表示回数)で考えた時にどれだけコストがかかるか、クリック課金型広告に対しても可視化、比較ができるようになるというわけです。

ということは、『クリック課金型広告とインプレッション型広告のどっちがお得なのか』比べやすくなります。

たとえば、私が自分のサイトに2つの広告を貼ったとします。

cat広告:インプレッション課金型広告(表示されると料金発生)
dog広告:クリック課金型広告(クリックされると料金発生)

さらに、

cat広告:1000回表示されて100円(CPM=100円)
dog広告:1回のクリックごとに30円(CPC=30円)

だとします。

これで1ヶ月後どうなったかみてみると…

cat広告:50円(500回表示)
dog広告:300円(10回クリック)

広告費が発生しました。
では、この2つの広告費の結果だけを見て、50円しか儲けが出なかったcat広告を切り捨ててもいいのでしょうか?

ここで登場するのが例の「eCPM」です!

2つの広告の表示回数をみてみると

cat広告:500回
dog広告:4000回

だということがわかったので、それぞれのeCPMはというと

cat広告:50円 ÷ 500回 ×1000=100
dog広告:300円 ÷ 4000回 × 1000=75

ということがわかります。

配置の場所などは今は考えないとして、eCPMだけみると

cat広告:1000回表示で100円
dog広告:1000回表示で75円

(cat広告は元々CPM=100なのでeCPMももちろん100ですが)

ということはcat広告2つ貼っていたほうが儲けがでたということですね。
安易に収益額だけでは判断できないということです。

いや〜ややこしい!「1000回表示された時に発生する広告費」と覚えておきましょう!

Google AdsenseのRPMについての解説はこちらでしています。

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