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KDPのサポートされているファイル形式、どれを選べばいいの?選べるファイル形式は限られる!

KDPに本を出版するためには、ファイルをKDPにアップロードしなければいけません。

KDPでは「本を出版するには、サポートされているファイル形式でコンテンツを保存し、必要な情報を加えてアップロードする必要があります。」とされています。

つまりせっかく書いても、KDPが指定したファイル形式でなければ出版できないということですよね。

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サポートされているファイルとは?

サイトを見ると…

・ Word(DOC/DOCX)
・ HTML(ZIP、HTM、または HTML)
・ MOBI
・ EPUB
・ リッチ テキスト フォーマット(RTF)
・ プレーンテキスト(TXT)
・ Adobe PDF(PDF)→日本語×
・ Kindle Package Format(KPF)→日本語×

などなど、実にさまざまなファイル形式を受け付けているわけです。
しかし、沢山ありすぎてよくわからない。ややこしい…

初めて出版する人には何が何だか意味がわからなくて混乱します。

PDFとKPFに関しては「日本語の本はサポートされていません」という記載あり。

テキストファイル形式は変換された時、適切に表示されない可能性がありそう…

MOBIファイルはAmazonツールで作成されたMOBIファイルのみ受け付け可能。

など、じっくり読むと見えてくるものもあります。

その前に、そもそも電子書籍はどのファイル形式を採用しているかってことです。
そこから少し説明します。

電子書籍フォーマット

電子書籍ストアはなにもKindleだけではありません。
有名どころでいうと、iBooks、楽天koboなんかもありますよね。

それぞれの会社では電子書籍に特化した特別なファイル形式で本を販売しているんです。
(PDFも電子書籍フォーマットですが、レイアウトが崩せないという欠点あり…)

ここで専門的なことを言ってもあれなんで、細かいことは気にせずザックリ簡単に説明します。

KDPがサポートしているファイル形式で特にわからないのがMOBIとEPUB。
MOBIもEPUBも両方電子書籍フォーマットの1つです。

KDPはMOBIファイル

MOBIとEPUB、違いは何かと言ったら、簡単に言うと開発されたところが違う!
そして会社によって、採用している電子書籍フォーマットが違うということです。

我らがKDP様はMOBIファイルを採用してます。
iBooks、楽天koboなどはEPUBファイルを採用。

国際的に主流ファーマットはなんだかんだでEPUBファイルのような気がしますが…
なんてったって、EPUBは国際電子出版フォーラムが策定したものですからね…ごにょごにょ…

全て統一してくれよってこっち側からしたら思いますが、大人の事情がありますからね。笑

ここで疑問に思うのがMOBIファイルで販売しているなら、このサポートされてるファイル形式ってなに?ってことです。
EPUBファイルでも販売してるの?って感じになるんですが、はい、分からないときは何でも聞く!

直接聞いてみました!Amazon様の回答では、

KDPでアップロードいただいた本は、すべてmobiに変換されます。そのため、出版いただくコンテンツをePubファイルでアップロードいただいても、mobiに変換され、読者に配信されます。

というわけなので、サポートされているファイル形式でアップロードすれば後はKDPの方で MOBIファイル化してくれるってことですね。

でも、適切にMOBIファイル化されるためには、ある程度は私たちの方でもちゃんとしたファイルをださないといけません。

どのファイル形式を選択すればいい?

じゃあ結局どのファイルを選べばいいのかということですよね。
KDP的にもMOBIファイルでアップロードされた方が手間が省けるのかなとも思いますが、おそらく選ばれている方法は、

・ Word(DOC/DOCX)
・ EPUB
・( MOBI )

でしょう。

テキストファイルもサポートされていますが、皆さんテキストファイルからそれぞれePubなどに変換してます。
冒頭でも述べたように、そっちのほうがMOBIファイルに変換したときにもレイアウト的な問題がなく安心だからだと思います。

(試しにテキストファイル(.txt)をアップロードしてみたのですが、こりゃまずいという結果でした。)

MOBIファイルに(カッコ)をつけたのは、KDPのサイトに『MOBIファイルはAmazonツールで作成されたMOBIファイルのみ受け付け可能』と記載されてあるからです。

ここでいうAmazonツールというのは『Kindle Previewer』のことです。

Kindle Previewerは、EPUBファイルがKidleやスマホなどの端末でどのように表示されるかチェックできる優れものです。これでちゃんと表示されるか確認してからKDPへアップロードすれば安心ということで、KDPの方でも推奨しています。

のちのちはインストールすることをお勧めしますが、これ、超極端に言うとEPUBファイル確認ツールですよ!

だったら最初からMOBIなんてやめてEPUBに統一せんかっ!と言いたくなりますが、大人の事情。笑

そして、そのKindle PreviewerからEPUBをMOBIファイルに変換もできちゃうんです。

でもEPUBでもサポートされてるし、EPUBでもちゃんとアップロードできます。
いちいち変換しなくていいと思いますが、なぜかEPUBをしっかりMOBIに変換してる人いるんですよね。KDPへの配慮なんでしょうか...

現時点では、下の図のように黄色い点線の工程をたどっている人が多いと思います。

そして、もう1つWord(DOC/DOCX)。

私はやったことはないのですが、MS Word(DOC/DOCX)でもアップロードしている人は結構います。
Wordで作成して拡張子が「.doc」または「.docx」のファイルを持っている人はそれで試してもいいと思います。
KDPでもMS WordのDOCまたはDOCX形式でアップロードする人用に ヘルプトピックの項目も設けているくらいですからね。

などなどもろもろを考慮して選択すると、Word(DOC/DOCX) と EPUB にたどり着く感じです。

ちなみに、Macの方で横書きでこれから書いていく人は「Pages」で「ePub」への書き出しができるのでそれだとだいぶ楽そうです。

すでにテキストファイルなどに保存している人は「Pages」に全文コピペしてePub書き出しもありだと思います。
縦書きで出版したい方は、あらかじめ縦書きで書いたファイルをアップロードしないとダメなのでPagesだときつそうです。

KDPにアップロードする時に縦書きを選ぶ箇所があるのですが、それはただ選択するだけで、実際は自分で縦書きにしておいて下さいとAmazon様から回答もらいました。

何のファイルで出力していいか迷ってる方は参考にして下さい。

PDFやテキストファイルからePubファイルへと変換する説明もしてるので参考にして下さい。

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